ソノマの暮らしブログ

アメリカよ何処へ行く 2

 

 

朝、テレビでニュースを見るたびに、「ああ、またトランプが、、、」という気が重くなるニュースがほぼ毎日続いています。

「またトランプが嘘をついている」が多く、「トランプ、さすがね」というのは全くありません。

1日、1日、アメリカの信頼と威厳が削ぎ取られていきます。トランプが大統領に就任して半年が過ぎました。アメリカの評価をこれだけ速いペースで落とした大統領はトランプ以外にいません。

友人たちとの会話でも、彼の名前が出ると、一瞬沈黙、それからため息。

「トランプの話はしたくない、うんざりだわ」

「反対できることはなんでもしてる。議員にも電話をかけまくってる」ときっと目に怒りの色を浮かべて話す友人。

最後は「これほどひどい大統領になるとは思わなかった」の言葉でしょんぼりして会話が終わります。

「アメリカを偉大な国にする」どころか「アメリカを世界から孤立」させて、ヨーロッパ諸国との連携を薄めてしまい、緊急事態が生じたときには「アメリカを危険な状態」に追い込みかねません。

何があっても絶対にトランプを信じてるという人たちが、まだ存在していて、トランプはこの人たちの支持をキープするためにツイッターでメッセージを送り続けています。

何一つ政策を打ち出せない、問題発言ばかりが報道される大統領をキープしようと共和党は沈黙。より保守的な議員は様々な画策を打ち出してトランプを大統領として維持しようとしています。それはトランプを信頼しているからではなくて、自分たちが目指している方策を法制化するためにトランプを利用しているだけのことです。今の共和党は数人を除いて、国と国民を思って良い政策を打ち出すという政治家はいません。共和党は専制政治(選挙で選ばれたけれども共和党のトップが決めた方針に従う)の党に成り下がってしまいました。

いつ、トランプに見切りつけるのでしょうか。予想は悲観的です。

教養のなさは明らかで、「リンカン大統領が共和党だったってこと、ほとんどの人が知らない」とか「健康保険システムがこんなに複雑だとは誰も知らなかった」とか平然と発言して、あたりから呆れられたり。

パリ気候協定を脱退する理由なんて全くないにもかかわらず、脱退しました。

「地球温暖化なんて科学者が捏造したもの」なんて、(共和党にもそういう議員がいます)信じられない発言をします。地球が汚染しようが、アメリカの産業が盛り上がればいいという浅はかな考えは、本当に恥ずかしいです。

オバマが制定した環境保護の法律をガンガン切っています。(もっともそれに反対する集団がガンガン法廷に訴えて、一部では勝利してます。)

近じかに上院で健康保険案の決議投票が行われそうです。この法律だと10年間に2千万人が健康保険を買うことができなくて、無保険になると予想されています。共和党はそんなこと知ったことではないようで、とにかく勝つことを目標に突き進んでいる様子は、まるでゲームと思っているみたいです。

トランプの長男がロシアの弁護士と(今日のニュースでは元スパイも出席)「ヒラリーの否定的な情報を持ってるが興味あるか」、「ある」というメール交換の後に会ったことが明らかになって、大々的に報道されています。

これについても共和党と右派は「情報をもらうことは罪にはならない」と開き直りの意見を流し始めています。

「どこの国からの面会申し込みでも政治家なら当然会う」とトランプ。常識のある議員は「そんなことはない」と発言してますが、、。

もし敵国とみなされているロシアから選挙に勝つために相手方の情報を入手して操作をしたということが明らかになれば違法です。

レーガン大統領の評価は入り混じってますが、レーガン大統領時代の共和党議員は、まだ全うな議員が存在しました。そんな基議員たちは今のトランプ大統領下の状況を嘆いています。

堕落した共和党とトランプ大統領が舵取りをするアメリカ。

この国は本当に何処へ行くのでしょう?

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