ボー・フレール

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20112月18





ボー・フレール

オレゴン州のワイナリー、ボー・フレールのオーナー兼醸造家のマイケル・エッツエル氏に同行して日本へ行った。東京、大阪での試飲会、セミナー、ワインメーカーズディナーをご一緒。日本初訪問の彼の目を通して、わが祖国、日本をフレッシュな目で見ることができた旅でもあった。

ボー・フレールの初ヴィンテージは1991年。アメリカにとっては(特にオレゴン州にとっては)比較的古い小型ワイナリーだ。ご存知の方も多いと思うけれど、ワイン評論家として世界に名を知られるロバート・パーカーの奥さんはマイケルのお姉さん。もちろんパーカー氏はこのワイナリーのパートナーでもある。

設立当時はしっかりした(ガッツのある)ピノ・ノワールという印象が残っている。パーカー氏の強い意向(影響)が感じられた。今回、飲ませていただいたら、きれいなベリー風味のエレガントささえも備えたピノに変わっていた。そうマイケルに言ったら「パワーのあるタンニンのしっかりしたワインから、エレガントなワインに変えたんだ。ピノは、洗練されてエレガントなほうがいいと思ったから」という。

「ブルゴーニューの赤のタンニンがしっかりしたタイプに近かった昔のワインを好む人は残念がっているけれど、自分がベターだと信じるタイプを目指すんだ。土地、畑、品種に誠実なワイン造りをしたいから」と自然体。

フィロキセラの被害が出始めたときに、バイオダイナミックで栽培したら、この害虫を退治できるといわれて始めた。害虫の撲滅はできなかったけれど、被害の速度をゆっくりにすることは出来た。ゆっくり広がっていく害虫の被害に対応して、ブドウ樹の植え替えをしている。

彼の造るワインは、今、限りなく自然だ。バイオダイナミックで栽培したブドウを自然酵母で発酵させて、清澄作業もろ過もしない。マロラクティック発酵も自然に起こさせる。澱引きは瓶詰め前に一度するだけなので、マロラクティック発酵中に発生した炭酸ガスが、多少、残っている。抜栓してしばらく置いておくと、抜けるけれど、そのまま飲んだら、ほんの少し、泡のぷくぷく感を感じる方がいるかもしれない。空気に触れさせるとぷくぷくが消えて、きれいなベリー系の味わいがすうっと出てくる。

こうして出来上がったワインには包み込んでくれる優しさがある。

奥様を昨年癌で亡くしている。1年間、付きっ切りで看病した。

人生経験、栽培醸造経験、ブドウ樹の成長に誠実に向き合って、信じるワインのスタイルに変えていく。マイケルは真摯な醸造家だ。

初訪問の日本について「清潔、礼儀正しい、みんな親切、料理が美味しい」と繰り返し感嘆。

国を離れて、、、年の私も、彼の目を通して見るわが祖国日本を新鮮に感じて、「日本っていいじゃない」と嬉しくなった次第。

 

モントレー小旅行

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201012月18

12月11日、数年ぶりにモントレーを訪れた。カレラのハーベストパーティをモントレーのパシフィック・グローブのトロピカル・フィッシュというレストランで開催するので、いらっしゃいとジャシュからお誘いをいただいたので、うきうきして出かけた。

冬なのに、この日は日中の気温が21度という信じられないほどの好天気。モントレーのパシフィック・グローブにあるホテルに一泊。小さなかわいい街を散歩。クリスマスプレゼントを買った。中心から少しはなれた通りに東ヨーロッパのベーカリーを見つけた。手で粉ねって焼いた歯ごたえのあるパン。菓子パンとコーヒーを楽しんだ後、17マイルズドライブへ向かう。真っ青な海に白い波。数年前に見たときと変わらない心が軽くなる素晴らしい景色を堪能。

ぺブルビーチのインにあるレストランでランチを食べた。お天気がいいので、テラスで食事。手入れの行き届いた緑の芝生、その向こうに紺碧の海。

ケラーエステートの2005年のラ・クルズのピノ・ノワールとマグロのたたきのサラダ、あわびなど、魚介類をいろいろと食べた。

魚介類なのになぜ、赤ワイン?

ワインリストに載っている白ワインには相棒が興味を持つ白がなかったから。お気に召さないワインと料理をマッチさせるより、相性は多少ぎこちなくても美味しいワインを飲むというのが主義。

ケラーエステートの2005年のラ・クルズのピノ・ノワールは少しだけ熟成していて、まだまだきれいな赤系フルーツの味わいと香りがたっぷり。エレガントなワインだった。

中国人の10人ほどのグループがテラスを通過して芝生に降りていった。撮影会をして、何も食べずに帰っていった。次に4人ほどの日本人グループがやってきた。こちらも写真をバチバチ撮って帰っていった。