Bistro Jeanty

初夏になるとまず行ってみたいレストランがヨントヴィルにあるビストロ・ジャンティ。ここのテラスで心地良い風を感じながら、揚げたてのSmelt (キュウリウオ)を酸のきれいなソーヴィニヨン・ブランで食べること。それも指でつまんで食べること。行った日は天候がばっちりとあたって、暑くも寒くもなく、強い風も吹かず、それは気持ちのいい昼時で、願っていた料理を心行くまで楽しんだ。この1品はメニューには載っていなくて、小型の黒板みたいのに、今日のスペシャルとして書いてある。次に食べたい1品はラムの舌のサラダLangue D’aghean。ジャガイモがあわせてあって、このレストランのが私は好きなのだ。前は牛の下だったのだけれど、多分狂牛のせいだろう、今はラムの舌で作っている。

一緒に行った友人は牛のたたきと半熟玉子が乗ったサラダ。牛のたたきもなかなかのもの。サラダは程よく塩がきいていて、美味しかった。

ランチなのでワインは控えめ(残念)。

2009 Vinoce のソーヴィニヨン・ブラン($10)とSchramsbergsのスパークリングワイン、ブリュット( $18)をあわせてみた。どちらのワインもよく出来ている。ソーヴィニヨン・ブランはふくよかで飲み心地がいいけれど、どちらかというとラムの舌のサラダのほうによくマッチした。スメルトにはちょっと酸が足りないのかもしれない。

私はメインディッシュより、アピタイザーをいろいろ食べるほうが楽しいと思っている。シェフのアイデアがよく出ていると思うからだ。

お腹が一杯になったけれど、もうひとつ食べたい1皿がある。シンプルなピッツアのようなサイズのクレープのデザートだ。ヘリがぱりぱりしていて、とっても薄くデリケートなクレープ。味はシンプルにオレンジソース。甘さも控えめで、これをエスプレッソかカプチーノでいただいて、幸せ気分でレストランを出る。私の中でワインカントリーに夏がやってきた。


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